現在では様々な窓サッシが各メーカーより販売されております
以前から注文住宅でマイホームを購入する場合は、各ハウスメーカーも
”〇〇サッシを採用”など、顧客へ向けアピールをしており
夢のマイホームを建築するにあたり、ハウスメーカーの営業と打ち合わせをしながら
サッシを検討していくっというのは珍しいことではありませんでした
ただ近年では、注文住宅だけではなく建売物件を検討される方でも
検討している建売物件が、どのような窓サッシを採用しているか気にされる方が増えてきています
注文住宅・建売物件を問わず、せっかく夢のマイホームのご購入ですから
購入後、お家の中で寒い思いをしながら毎朝起きるのは嫌ですし
結露による窓枠の腐食やカビに悩まされたり
高額な光熱費を支払いたくない!
っといお気持ちは当然だと思います
サッシに関しては、インターネットで検索すると、メーカーや工務店が紹介をしているサイトなど
多数、目にしますがどうしても自社の製品や自社で利用している製品を
オススメする傾向にありますので、今回はイチ不動産営業の立場から
客観的に窓サッシの検討の仕方をお伝えいたします!
窓サッシの種類とは・・・
一口に窓サッシと言っても様々な種類があります
特にアルミサッシは、軽く安価で加工もしやすく、さらに丈夫なため
日本では長きにわたり、アルミサッシが主流となっています
ただ、現在はでは結露や環境への配慮から断熱性への注目も高まり
市場でも樹脂サッシへの注目を集めています
アルミサッシのメリット・デメリット
アルミサッシの最大の特徴は「対候性」に非常に優れている点です
私も仕事柄、築何十年も経過をしたお宅を拝見することは多いのですが
ゴムパッキンや窓枠の戸車が痛んでいることは目にしても
アルミサッシ自体に大きな劣化なを確認したことはありません
アルミは様々な乗り物などに採用されていることもあり、非常に丈夫な素材です
ただ、アルミの最大のデメリットは、熱をものすごく通しやすいっという特徴です
部屋を夏は暑く、冬場は寒くし、室内の湿度の状況によっては大量の結露を
発生させてしまいます
樹脂サッシのメリット・デメリット
樹脂サッシにすることにより、アルミサッシの最大のデメリットと言われている
断熱性を大きく向上させることができます
断熱性能を高めることにより、外気の影響を受けづらくなり
光熱費を抑えることができますので、エアコンの使用を抑えながらも、快適にお過ごしいただけ
生活費の削減といったメリットもあります
樹脂サッシはプラスチック素材で、色あせしたり傷みやすい!
っと言われることが多いいです
確かにプラスチック素材でもビニールなどに使われている、ポリプロピレンは傷みやすく
紫外線にも弱い特徴があります
ただ、樹脂サッシに関しては、いわゆる”塩化ビニール素材”が利用されており
わたしも不動産の仕事を行うなかで、樹脂サッシを採用した中古物件の査定をする機会もありますが
神奈川県で仕事をする限り、実際に紫外線などで大きく劣化をしている
樹脂サッシをみたことはありません
樹脂サッシの対候性は、アルミと比べると低いと言われておりますが
樹脂サッシだからっと言って、傷みやすいっという認識は持つ必要はないかと思います
地域によって異なりますが、少なくとも神奈川県に近い気候の気温や日照であれば
樹脂サッシだからと言って、耐久性など過度に心配をする必要はないかと思います
そのため、樹脂サッシのデメリットを上げるとしたら、”価格が高い”っという事になるかと思います
アルミ樹脂複合サッシのメリット・デメリット
複合サッシはサッシの内側に樹脂、外側にアルミを利用することにより
紫外線をより多く浴びる部分はアルミで対候性を高め
断熱性に係りやすい内側は、樹脂サッシで室内の温度を逃がさないようにしています
耐熱性としては、オール樹脂サッシには劣りますが
こちらも神奈川県の気候では十分な断熱性があると感じています
各地域や立地を考慮しながらサッシを選びましょう!
私の実務上では、お客様の予算を考慮し、窓サッシはアルミ樹脂複合サッシを
オススメしている事が多いです
サッシには各種特徴がありますので、地域によっておすすめのサッシは変わってきます
北海道など気温の低い地域では、樹脂サッシが主流ですし、より断熱性を高めるため
トリプルガラスの窓を利用していることも多いです
沿岸地域や日差しの強い地域ですと、対候性の高いアルミやステンレス素材のサッシが
適していると言えます
わたくしが不動産の仕事をしている、神奈川県ですと東北などと比べると
気温はそこまで低くなりませんので、南向きであるなど
ある程度日当たりが確保できている土地であれば
アルミサッシでも、十分快適にお住まいいただくことは可能です
サッシは家の断熱性能を考えるうえで、とても大切です
断熱性能が低く、光熱費が上昇することにより生活費を圧迫する可能性もありますが
アルミサッシか樹脂サッシかで、価格も大きく変わってきますので
物件の日当たりなどから、冷静に判断をしましょう
まとめ
予算を抜きにして、単純な性能などを考慮すると
やはり樹脂サッシがおススメと言えます
ただ、性能が良いからと言って必ずしも、樹脂サッシにする必要なありません
お隣の敷地との空間が狭いや
北向きで日当たりが期待できない
3階建ての住宅のように極端に
住宅が密集して風通しがあまり良くない!
そもそも、寒い地域にお住まいなど
高い断熱性能が求められるような、条件がある物件では、少し予算を上げても
樹脂サッシもしくはアルミ樹脂複合サッシを選択されることをオススメします
神奈川県などでしたら、全国的に見ても寒い地域っという訳ではありませんし
本当に寒い時期がそこまで長期間にならないような地域です
南向きで、前面に日差しを遮るものが少ないかったり
風通しが良い立地の住宅であれば
アルミサッシでも十分快適にお住まいいただけます
そのような立地マイホームのご購入をご検討の方は、サッシ選びの優先順位を
下げてみるのも良いかと思います
個人的な意見を家ば、日当たりの良いアルミサッシ採用の建売物件と
日当たりはイマイチだが、樹脂サッシで且つトリプルガラス採用の物件であれば
前者を選びます。
仮にアルミサッシのお宅を購入して、どうしても断熱性や結露が気になる場合は
後から、リフォームで内窓を付けるなどの対策もできるので
必要だと感じたらその際に予算を確認しながら検討をすれば良いと考えます
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