マイホーム購入時、意外と抜けてしまう固定資産税も確認しよう!

不動産の話

ずっと欲しかったマイホームの購入。現在用意できる頭金の額や借り入れが出来そうな住宅ローンの融資金額など、色々と予算を考慮しながら理想のお家探しをスタート!

皆さん物件の価格や住宅ローンの金利、諸経費や月々のお支払いなどは気にされるのですが、意外と見落としがちなのが”固定資産税”です。

固定資産税てなんとなく聞いたこともあるし、毎年支払わなければならないものっと言った認識があるのですが、実際のどのくらい支払うものなのか!どのようにして支払うのかなどご存じですか?

マイホームを取得後、固定資産税の支払いがキツイ・・・。

っとならないために何となくの金額や支払い時期など事前に把握し、しっかりと家計のプランニングしていきましょう。

固定資産税とは

固定資産税は、その年の1月1日時点で不動産(土地・建物)を所有していた人に課せられる税金です。固定資産税は国から課せられる国税ではなく、各市町村より課税される”地方税”に分類がされます。
※東京23区などは東京都より課税されます。

固定資産税は、マイホームだけではなく畑や山林、店舗、工場など様々な不動産を対象としておりますが、ここではマイホーム購入者の方へ向けてのブログでございますので省略をします。

購入するマイホームは人によって大きさや立地条件など様々。固定資産税はマイホームに一律の金額が発生する訳ではなく、不動産(土地・建物)の価値が高ければ税金も高くなります。

そのため不動産として評価の高い立地で大きな土地を購入したり、注文住宅で高額な費用を掛けて建築をするとその分固定資産税も高くなってしまいます。

固定資産税の計算ってどうなってるの?

固定資産税の計算式は・・・・

上記計算式で記載をされている「固定資産税評価額」は、契約書で記載されている売買金額とは異なります。そのため、固定資産税を掲載するにはまず「固定資産税評価額」を確認する必要があるのです。

計算に必要な固定資産税評価額とは?

固定資産税評価額は、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基に市町村が決定します。固定資産税評価額は、”固定資産税”だけなく”都市計画税” ”不動産所得税” ”登録免許税”などあらゆる税金を算出する上で必要なものとなっております。

固定資産税評価額は3年に一度見直しがされるようになっており、公示価格の70%の水準になるよう調整をされております。

公示価格とかわかりにくいなぁ・・・っと感じた方は、売買価格の6割くらいが固定資産税の評価額だと
イメージしていただければよいかと思います。

つまり概算の計算からすると4,000万円の物件を購入した場合、固定資産税の評価額は約6割が目安で、2,400万円!この概算評価額に1.4%を掛けると336,000円!が毎年の固定資産税額と予想できます。

毎年30万円ほど固定資産税の徴収がされてしまうと生活も大変ですし、マイホームを購入する気もなくなってしまうと思います。納税者に過度の負担がいかないよう様々な制度が用意されており、まるまる30万円が納税額として徴収されるわけではありませんのご安心ください。

土地は建物の建築されているかの有無、マイホームの所有の場合などさまざまなケースを考慮して、固定資産税が過度に負担にならないよう税制対策が取られています。

今回の記事では少々長くなってしまうため、計算式は割愛させていただきます。別の記事で細かな計算方法など記載いたしますの是非そちらもご覧いただけると嬉しいです!

より正確に固定資産税評価額を調べるには

土地や一戸建て、マンションなど不動を所有していると毎年5月くらいに固定資産税の納税通知書届きます。

固定資産税納税通知書には「課税明細」が添付されており、固定資産税評価額は課税明細書の「価格」部分で確認ができます。課税明細書には固定資産税の金額も記載がありますので、評価額と併せて固定資産税額も確認できます。

固定資産税・都市計画税の課税明細書をご覧下さい!(横浜市の場合)を参照

納税通知書を無くしてしまった場合などは、役所で閲覧ができる❝固定資産税課税台帳❞でも固定資産税評価額を確認することができます。

現在の所有者であれば上記で記載をした方法で、固定資産税や固定資産税評価額を確認することができますが買主としてどうすれば良いのでしょうか?

中古物件の売買の場合ですと売買契約時に説明を受ける重要事項説明書の添付書類として「固定資産公課証明書」または「固定資産評価証明書」が添付されるのが一般的です。

上記で記載した「固定資産公課証明書」・「固定資産評価証明書」これれも固定資産税額や評価額を確認することができる書類となっており、実務上、上記二点で金額をする機会が多いかと思います。

まとめ

話が戻りますが、おおよその目安金額だけお伝えすると一都三県などですと、4,000万円の物件(戸建て・中古)を購入した場合毎年発生する固定資産税は、土地・建物ともに減税処置がされておおよそ10万円~15万円/年を想定していただければ大きくはズレないかと思います。

注意していただきたいのは注文住宅で土地を購入後、注文住宅でお家を建てる場合です。
上記の金額を参考にすると、土地だけなら6万円~8万円くらいかなぁ・・・っと想像されるかもしれませんが、税金の仕組み上建物のが建っていない土地(いわゆる更地)は、固定資産税が高額になる仕組みとなっております。そのため、更地購入の場合などは土地だけでも、10~15万円くらいは請求が来ると思っておいてください。

固定資産税の細かな金額などは本当に欲しいと思った物件が決まりましたらその際に不動産屋さんに確認すれば先ほどお伝えをした書類をもとに確認をしてくれます。

固定資産税は毎年発生するものですので購入後のライフプランニングにおいて大切ではありますが、
似た金額帯であれば、さほど金額に差はでませんので固定資産税まで気にしながらマイホームを検討する必要はないかと思います。

あまり比較項目が多い過ぎるとなかなか決めきれず購入のチャンスを逃してしまうかもしませんからね!

是非、みなさんも素敵なマイホームが購入できるよう頑張ってください♪♪

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