「本ページはプロモーション(広告)を含みます」
こんにちは!
ここ数年、テレビをつけるとクイズ番組ばかりだなぁと感じることが多くなりました。
正直なところ、クイズ番組にはあまり興味がなかったんですよね。「知識量を競い合ってるだけでしょ」という認識が強くて。
でも、この『君のクイズ』を読んで、その認識が完全に覆されました。
■ どんな本?
- タイトル:君のクイズ
- 著者:小川哲(おがわ・さとし)
- 出版社:朝日新聞出版
- 受賞歴:第76回日本推理作家協会賞受賞 / 2023年本屋大賞候補
- 著者について:『地図と拳』で直木賞受賞。
■ あらすじをざっくりと
舞台は生放送のクイズ番組『Q-1グランプリ』の決勝戦。
主人公の三島玲央は、クイズにすべてを捧げてきた実力派プレイヤー。その決勝の相手が、クイズタレントとして名を馳せる絶対王者・本庄絆です。
そして運命の最終問題で、前代未聞の出来事が起きます。
👉 問題が1文字も読まれていないうちに、本庄絆がボタンを押した
そして正解し、優勝。
「ヤラセなのか? 超能力か? それとも……?」
この「ゼロ文字押し」の謎を解き明かそうと、三島は本庄のこれまでのクイズの足跡と、自身の過去の記憶を一問ずつ丁寧に振り返っていきます。
■ クイズって、知識の量だけじゃなかった
読む前の自分の認識はこうでした。
「クイズ番組って、どれだけ知識があるかを競うだけでしょ」
でも読み始めてすぐ、その認識が崩れました。
クイズのプロたちは、知識量だけでなく高度な技術と駆け引きを駆使して戦っていたんです。本書で初めて知った「確定ポイント」や「読ませ押し」といった技術は、テレビのクイズ番組を見ているだけでは絶対に気づけないものでした。
「確定ポイント」とは、問題文のここまで聞けば答えが一つに絞られるという瞬間のこと。プロのクイズプレイヤーたちはその瞬間を逃さず、最速でボタンを押す訓練を積んでいるんです。
この本を読んでから、クイズ番組の見方が完全に変わりました。「あ、今のこれ確定ポイントで押したやつだな」とか、考えながら見られるようになって、クイズ番組自体がより楽しくなった気がします。
■ 読み応えは抜群なのに、テンポが速い
ストーリー自体のテンポがめちゃくちゃ良くて、気づいたら半日で読み終えてました。ページ数も200ページ前後とコンパクトなので、普段あまり読書しない方でも読みやすいと思います。
クイズドキュメンタリーを見ているような高いリアリティと、ミステリーとしての緊張感が同時に楽しめるのが、この作品の最大の魅力です。
また、ストーリーの中で実際にクイズの問題も出てくるんですが、これがまた質が高くて面白い。読みながら「これ何だろう?」とついネットで検索してしまったり、読み終えた後に知人や友人に出題したくなったりします(笑)
■ 謎が解けたとき、思わず声が出た
「ゼロ文字正解」の真相が明かされるシーンは、読んでいて思わず「そうか!」と声が出そうになりました。
ネタバレは絶対にできないんですが、「クイズのプロにしか辿り着けない境地」というのは確かにあって、その答えが解き明かされる場面は、ミステリーとしての面白さと、クイズというジャンルへの深いリスペクトが同時に感じられる、見事な構成でした。
単なる「ヤラセかどうか」という謎解きに留まらず、クイズとは何か、人間の記憶と知識とは何かというテーマが静かに浮かび上がってくるのが、この小説を単なるエンタメ以上のものにしています。
■ こんな人にオススメ!
- クイズ番組をよく見る人
- テンポよく読めるミステリー小説を探している人
- 「知ること」や「記憶すること」に興味がある人
- 普段あまり本を読まないけど話題作を一冊読んでみたい人
- 半日で読み切れる一冊を探している人
■ まとめ
『君のクイズ』は、クイズ番組を舞台にしたミステリー小説でありながら、読み終えた後に「クイズ」という行為そのものの見え方が変わる、不思議な読書体験をくれる一冊です。
クイズ番組に興味がなかった自分でも、読み終えたらクイズ番組が楽しくなったし、競技クイズの世界に引き込まれた感覚がありました。
現在は漫画・舞台・映画とメディアミックスも進んでいる注目作です。映像化される前に原作を読んでおくのがおすすめ!
気になった方はぜひチェックしてみてください👇
Amazonで見てみる→https://amzn.to/4acjVG1

